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2017年11月度 頒布会ワイン・レポート 2/3「ジョンカード赤ラベル2005年」&「ジョンカード黒ラベル1995年」



11月度 頒布会ワイン・レポート 2/3
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2005年」
「シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル1995年」



MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。

今週は 極上 赤ワインセットの中から、、
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2005年」、

特選 ワインセットの中から、
「シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル1995年」

のテイスティングレポートをお届けいたします。



シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル2005年


ボルドーAOC
メルロー:20% カベルネ・ソーヴィニョン:75% カベルネ・フラン:5%


ジョンカード赤ラベル2005年

外観
濃く、美しいガーネット色。 中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく 見えません。
粘性からエキス分の凝縮した、どっしりとしたフルボディである事が分かります。


香り開栓後すぐはスパイスとインクのような香りがありますが、
それほど強い香りではなく、柔らかい果実や花の香りはあまり感じられません。

グラスを廻していくと、強いバラの花の香り、徐々に果実の香りも表れてきました。
ダークチェリーの熟した香り。

そこにカシスリキュールのような、 凝縮した甘いニュアンスも加わります。
さらに時間を置くと、杉の木の香り、複雑なドライフラワーの香りへと変化していきます。
ほんの少し、湿った土のような香りもあります。

味わい
口当たりはなめらか。 ふくよかでとろりとした、オイリーな質感を持っています。
口に含むと全体が膜で覆われるような、肉厚な存在感があります。

酸味がキレイに口の中で広がっていく。
果実味とコクと渋味成分が三位一体となって合わさり、
渋味成分のタンニンは、熟成によって細かくなってきています。

甘い香りが出ているにもかかわらず、前半は、果実の甘味をほとんど感じない、
舌が乾くようなドライな印象を受けます。香りと味わいのギャップがかなり大きいです。

時間の経過とともに、果実の甘味と、旨味がでてきて心地よい風味が続きます。
厚みと深みをうかがわせる余韻も力強く、質の高いワインであることがわかります。

後半は果実の甘さと旨さが、味わいの中心になっています。
ミネラルの苦味もアクセントになっている。
不思議な重厚感をもったワインと言えます。

料理
この濃厚なワインは生ハム、カンパーニュ風塩漬け、
赤ワイン煮込み、ブール地区の名物「ボルドー風ヤツメウナギ」に完璧に合うでしょう。



「シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル1995年」

ボルドーAOC
メルロー:80% カベルネソーヴィニョン:20%

シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル


1995年。22年経っているヴィンテージです。
お飲みになる1週間位前から冷蔵庫で立てて置く事を お薦め致します。

20年以上の熟成ワインです。最初に瓶詰めした時より、 リコルク【コルクの打ち換え】をおこなっておらず、それぞれのコルクの状態によって、 熟成による変化に違いが出る場合があります。

非常に良い熟成で、素晴らしい味わいになっているものもあれば、より柔らかくなっているものもあります。 熟成の状態がよければ、有名高額ワインを超える味わいに巡り会えることもあります!


香りまずグラスを回さずに香りを嗅ぐと、独特の香りがしますね。
少し蒸れたような香り。 果実というより、花、それもドライフラワーを感じます。

そこにスパイスがあわさったかのような感じです。
スパイスもコショーなどではなく、東洋的な風味のつよい、クローブ(丁子)でしょうか。

軽くグラスを回すと香りが変化します。
少し爽やかさが加わったフレーバーティーが感じられます。
時折、和食たれ・だしを思わせる香りもあり、回ったワインが静かになると、
今度は土の香りが感じられます。
裏庭の日が当たっていない黒っぽい土の香りです。

味わい
口当たりが非常になめらか。丸みを帯びたなめらかさです。
そしてこなれた酸味。果実味が酸味と溶け合っている感じです。

タンニンによる渋味が感じられワインにコクを与えています。
タンニンが細かくなっているもののまだざらざらとした感じがあります。

果実味を増幅してみましょう。ワインを口に含み、口先をすぼめ、少し開きそこから空気を吸い込んでみてください。果実の風味が口の中に広がりますでしょうか。
さらに、鼻の奥にその風味が強烈に伝わってきています。

余韻は短めです。
渋味が口先、歯茎に残っていますがそれとは違うワインの味わい・風味・コクの部分です。 鼻に抜けるワインの香りだったり、喉ごしから戻るような味わいとでも言いましょうか、その部分が短く感じられます。 時間が経つと旨みがでてきます。 イメージ的には、かすかに味わいを感じる程度に薄めた醤油、かすかなかつお節の風味のような感じです。

この旨みが熟成ワインの最大の魅力です。

まるで、フレーバーティのような果実の紅茶を飲んでいる感覚です。
果実味に酸味が溶け込み、渋味でワインとしてのコク・強さが現れている中に旨みがでてきています。旨みだけでも様々な成分の融合であるのに、この味わいの重なり。
熟成ワインだけが出せる風味なのです。

とはいえ、ボルドーの赤ワイン特有のカベルネ・ソーヴィニョンの渋味、収斂性(しゅうれんせい)も時間とともに目立ってきます。若干、バランスが欠けていると感じるかも知れません。その上でもう少し開けずにおいておくと、 渋味もきめ細やかなタンニンになり、全体のバランスが取れるかも知れません。



料理
せっかくの熟成ワイン、牛肉以外も合わせてみたいですね。

羊肉のグリル・ローストや思い切ってうずらなどの野鳥や鹿肉など最高でしょうね。
赤身の部分にはその鉄分が合わさり、肉の風味・野性味を強調し、肉を食べていることを実感します。
また、もう少し手軽なローストビーフに肉汁を焦がしてかけて焼き上げたものなど香ばしい風味や肉の甘みのような旨みにワインの旨みが良く合います。
こういった肉料理の旨み・野性味には、熟成した赤ワインの出番です。
他のお酒では味わえない相性を感じさせてくれます。



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