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★ 今日もつれづれ ハッピー ★ 第10回 「チョコレートの保存方法」

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★ 今日もつれづれ ハッピー ★ 第10回 「チョコレートの保存方法」



昨日は、ホワイトデーでしたね。
道上ワインの美魔女会員の皆様は、さぞや沢山のお菓子をいただかれたと思います。中には、チョコレートもあるかもしれませんね。

今日は、いただき物いっぱい、そんな皆様に、チョコレートの保存方法などのお話をしたいと思います。  

チョコレートと言っても、いただいたチョコレートによって美味しく食べられる期間って、違いますよね。特に日持ちのしない、2種類のチョコレートのお話をします。  

最近出てきている、生のフルーツをチョコレートでコーティングしているタイプのチョコレートは、いただいたらすぐに食べる方が美味しいです。フルーツの状態が良いうちに食べないと、果物の水分がコーティングしているチョコに影響を与えたりして、台無しになることもあります。美味しく保管するのも、難しいし。 

翌日まで大丈夫との記載でも、できれば、いただいた日の夜にでも、シャンパンやワインと一緒に食べてしまいたいものです。私は、一度冷蔵庫に入れて、チョコレートを固めに冷やし、食べた時のパリッとした食感を楽しむのが好みです。 


ボンボンショコラ


次にデリケートなのが、ボンボンショコラと呼ばれる、一口サイズのチョコレートです。原材料に生クリーム等、日持ちのしない材料を使用しているものが多く、その結果、賞味期限も板チョコなどに比べ短くなります。 

外観も凝ったものが多く買ったばかりの時は美しいですが、2-3日すると、表面もなんだか曇り、美味しくなくなってきます。

ここで、改めて、チョコレートを美味しく保管する為の天敵、温度差、湿度、匂いについて説明させていただきますね。

まずは、温度差について。
急激な温度変化によって、チョコレートが汗をかいたり、ブルーム現象を引き起こすのは有名な話ですね。

ボンボンなどは、小さいですが中側と外側の成分が違うため、温度変化に弱く、チョコレートの表面に汗をかきやすいです。 

そして、ブルーム現象ですが、チョコレートの表面が白くなることです。一度暑い環境に置かれたチョコレートから、チョコレートの含まれるカカオバターが溶けだし表面に浮き上がり、それがまた冷やされて白く固まった状態を言います。 

どちらも食べても問題はありませんが、見た目も悪く、風味が落ちます。避けたいですよね。最近ちょっと暑いですが、暑い日に持ち帰った場合は、まず室内の涼しい所においてから、冷蔵庫に入れてください。

ワインセラーや、冷蔵庫の野菜室での保管、温度は15度前後が目安の温度です。食べる前15-20分ぐらい前に、冷蔵庫から出し、少し室温になじませてお召し上がりいただくと、より美味しく感じられます。  

湿度も高すぎると、カカオバターの結晶に影響を与え、チョコレートの表面のなめらかさが損なわれ、チョコレートが汗をかく原因にもなります。ココア等粉でコーティングしているチョコレートなどは、べとついて台無しになってしまいますよね。

そして最後に、匂い。
チョコレートが、匂いを吸収しやすいって、ご存知でしたでしょうか?
これが、購入後、日々チョコレートが美味しくなくなる一番の原因です。

不用意に冷蔵庫にチョコレートを入れると、冷蔵庫の中の、肉や魚、チーズや牛乳などの匂いを吸収してしまうのです。  

匂いを吸収させないためにも、空気に触れない方が良いので、パッケージが保存に適しているか、確認してみてください。 

ボンボンショコラは、紙の箱に入っている場合が多く、密閉性に欠けます。
ベストな保管方法は、銀紙カップに一粒ずつ移し、密閉性が高いタッパーに入れ、蓋をする前に、サランラップで内側を蓋し、しっかりタッパーの蓋をした後、ジップロックに入れるというものです。「そこまでするの」と言われてしまいそうですが(笑)、本当にかなり違います。

それにしても、手間なのは事実なので、私は、ちょっと乱暴ですが、箱ごとサランラップに包み、さらにビニール袋に入れます。
それでも、結構匂いの吸収を防ぎ、風味が急激に落ちるのを防げます。  

せっかくの美味しいチョコレート、最後まで美味しく食べたいですよね。
ちょっとお試しいただければと思います。

お目にとめていただき、ありがとうございました。 
池田貴子 

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