2013年6月度頒布会 2/3 「シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル 2008年」

6月度 頒布会ワイン・レポート 2/3
シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル2008年

MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
今週は大人気につき、しばらくの間売切れだった、先日、新入荷したばかりの
シャトー・ラ・ジョンカード 黒ラベル 2008年
をご紹介いたします。


シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル 2008年

Chateau La Joncarde Black Label 2008
シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル2008年



外観
ルビーからガーネットに変わる中間の色合い。 中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく見えません。

エッジ(縁)の部分には熟成を示すオレンジ色、 茶色が出るか出ないか微妙なところです。 色が変わり始めていますが、はっきりとしたグラデーションはまだ見られません。

粘性はしっかりと厚みのあるレッグスがみられる事から、 アルコールが十分にのったフルボディーである事が 分かります。


香り
スミレの花、ブルベリージャム、熟したプラム。 開栓直後からふくよかな果実の香りが前面に出ています。

グラスを回していくと、バラの花、ブラックペッパー、コーヒーキャンディー、ココア、バニラや土の香り・・・熟成によってコンポートやローストシュガーのような甘い香りも出てきています。 

時間を置くと、鉛筆のような炭素っぽいニュアンスを含んだ木の香り、 インクのような香りも感じられます。 香りの要素は実に多彩で、それらが一つ一つの要素を構成しながら、 全体として大きな香りの塊となって複雑な印象を与えています。


味わい
しなやかな口当たりとしっかりしたボリューム感。 酸は大人しく、全体のバランスを引締めながらも 果実味の中に熟成の旨みが見えてきています。

タンニンもなめらかに落ち着いており、ギスギスした感じはありません。 まさにこれから飲み頃を迎えるといったところでしょう。

合わせる料理のおすすめは、噛み応えのあるしっかりとした赤身の肉を濃い目の塩・胡椒で焼き上げたステーキ、肉団子など、和風中華の濃い目のタレを使った料理、 少しくせのあるシェーブルタイプ(ヤギ乳)や、ウォッシュタイプのチーズ、トマトソースにスパイス、ハーブを合わせた料理、焼き鳥(タレ)、豚の角煮。 濃い目の味付けの中に、ほんのりと甘味のある料理との相性は特におすすめです。



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