2013年11月度頒布会ワインレポート 3/3 クロ・ジャクモ 2002年

11月度 頒布会ワイン・レポート 3/3
「クロ・ジャクモ2002年」

MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
今回はボルドー右岸、 サンテミリオン地区においてグラン・クリュの格付けをもつ正統派ボルドーワインCLOS JACQUEMEAU(クロ・ジャクモ) 2002年をご紹介します。

頒布会11月 クロジャクモ

サンテミリオンはボルドー市内から東へ50km離れた小さな町です。
ボルドーでメドックと双璧をなすグラン・ヴァンの名産地ですが、 一方で世界遺産にも登録された、中世の街並みを残した観光名所としても知られています。



CLOS JACQUEMEAU 2002年
クロ・ジャクモ 2002年

外観
グラスの中心は漆黒を感じさせる濃い赤黒。
エッジ部分には、わずかに熟成を示す 茶色がみられます。

香り
錆びた鉄クギのような香りがより強く、印象的に感じられます。

この香りが出ているワインは熟成して複雑な味わいが醸し出され、タンニンは落ち着き、それでいてドライ・・・ 美味しいサンテミリオンの特徴を備えているワインからは、 この香りが出ている事が多いので、味にも期待がもてそうです。

味わい
グラスに注いだ第一印象は・・・ 鉄のような冷たさを感じるワイン。熟成年数を考えるとタンニンは少し強めですが、イガイガする程ではありません。

あと2~3年寝かせればなめらかな質感が出てくるように思います。

控えめな果実味の中でも、味わいの中心はやはり独特の酸味。高級な梅干に感じるような、旨味あるまろやかな酸味です。

今、一番良い状態、飲み頃であるように思います。 完熟した果実味に心地よい落ち着きを感じ、タンニンと酸のバランスも上手に整えられています。じっくりと染みるような静かな旨みが、飲み手を飽きさせる事なく 最後の一滴まで楽しませてくれます。

ワインの味わいはやや濃い目なので鰻の蒲焼、ホルモン焼、ビーフシチュー、カレーなど味が濃い目の料理と合わせる事も出来ます。



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