2013年12月度頒布会ワインレポート シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1998年マグナムボトル&レギュラーボトル

12月度 頒布会ワイン・レポート
「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 1998年 マグナムボトル1500ml&750ml」

MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
今回はなんとジョンカード赤ラベル98年のマグナムボトル1500mlとジョンカード赤ラベル98年のレギュラーボトルのセット!
15年前のヴィンテージで、マグナムボトルとレギュラーボトルの味わいの違いを楽しめるセットです!

頒布会12月 お届けワイン


シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 1998年 マグナム1500ml
シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 1998年 750ml

ボルドーAOC
カベルネ・ソーヴィニョン:75% メルロー:20% カベルネ・フラン:5%
赤ワイン・辛口・フルボディ

※マグナムボトルは量はレギュラーボトルの2倍ですが、値段は単純に倍ではなく、高いです!

さらに今回頒布会入会期間3年以上の方には、パレタセラーナスライス(スペイン産生ハム)をお付けさせて頂きました。



それではワインのご紹介です。

【外観】
濃く、美しいガーネット色。
中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく 見えません。粘性からエキス分の凝縮した、どっしりとしたフルボディーである事が分かります。

エッジにはっきりとしたグラデーションはまだ見られず、黒ラベルよりも、色合いの変化は少ないです。15年以上経って、このポテンシャルの高さは「さすが!」の一言。


【香り】
開栓後すぐはスパイスとインクのような香りがありますが、それほど強い香りではなく、柔らかい果実や花の香りはあまり感じられません。  
まさにワインが閉じている(香りが立っていない)状態です。

レストランなどではデキャンタージュをして酸化を促し、一気にワインを開かせる(香りを立たせる)場合もありますが、ご家庭でゆっくりワインを楽しまれる場合は、是非ワインの緩やかな変化もお楽しみいただければと思います。

グラスを廻していくと、強いバラの花の香り、徐々に果実の香りも表れてきました。
ダークチェリーの熟した香り。そこにカシスリキュールのような、凝縮した甘いニュアンスも加わります。

さらに時間を置くと、杉の木の香り、複雑なドライフラワーの香りへと変化していきます。
ほんの少し、湿った土のような香りもあります。


【味わい】
口当たりはなめらか。ふくよかでとろりとした、オイリーな質感を持っています。口に含むと全体が膜で覆われるような、肉厚な存在感があります。

酸味がキレイに口の中で広がっていく。
果実味とコクと渋味成分が三位一体となって合わさり、渋味成分のタンニンは、熟成によって細かくなってきています。

甘い香りが出ているにもかかわらず、前半は、果実の甘味をほとんど感じない、舌が乾くようなドライな印象を受けます。香りと味わいのギャップがかなり大きいです。

時間の経過とともに、果実の甘味と、旨味がでてきて心地よい風味が続きます。厚みと深みをうかがわせる余韻も力強く、質の高いワインであることがわかります。

後半は果実の甘さと旨さが、味わいの中心になっています。ミネラルの苦味もアクセントになっている。 不思議な重厚感をもったワインと言えます。

あわせる料理ですが、脂がのったリブロースやサーロイン、肉の脂の旨味に合わせるのに、ぴったりの味わいです。そのほかカルボナーラのように、ソースにチーズの風味を加えたもの、煮込み料理、レバー料理など、すこし濃い目の料理にも。フォアグラや、ホルモン、鶉(うずら)など、素材に、存在感ある肉料理とあいます。



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