9月度 頒布会ワイン・レポート1/3
「シャトー・ラ・ジョンカード・ライト 2009年」
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
今回は、シャトー・ラ・ジョンカードから、ライト、白ラベル、黒ラベルの3本セットをお届けしました。
・シャトー・ラ・ジョンカード・ライト2009年
・シャトー・ラ・ジョンカード・白ラベル2011年
・シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル2008年
それではワインを1本ずつ見て行きましょう。
今週は、シャトー・ラ・ジョンカード・ライト2009年をご紹介します。
シャトー・ラ・ジョンカード・ライト2009年
ボルドーAOC
メルロー:80%
カベルネ・ソーヴィニョン:20%
樹齢25-35年の若木から、取れたブドウを使用。ワインの初心者の方でも飲みやすい軽い仕上がり。
とは言え、ライトと言いつつ、渋味も十分で大満足の一本。果実味を心地よく感じるミディアムボディの辛口です。
【外観】
紫と黒をあわせたような色鮮やかなルビー色。
ほんのりとグラデーション色の変化を感じます。若い年号にも関わらず、グラデーションがでてきているというのはワインの凝縮度感は強めではないということです。
強い味わいのワインは、エッジの手前までほとんど色の変化がありません。
エッジの部分は、紫やピンクが見えます。中心部は黒味が強いです。
以上から、若いワインであるが、そこまで味わいが強いタイプではないことがわかります。
【香り】
赤い果実、ラズベリーやスグリの香り。少し、キャンディーのような香りもあります。
グラスを回すと、果実の香りが消え、スミレの花、スパイスのブラックペッパーの香りが出てきます。香りからも、飲み易さが感じられます。
濃厚な味わいのワインにある果実のジャムやリキュールといった香りは、ありません。
【味わい】
酸味と果実味を感じるはつらつとした口当たり。
爽やかな果実味を感じます。味わいの中心は、この果実味。そこに渋味があわさってきています。
酸と果実味、渋味が全体の味わいを引き締めタイトなボディに感じます。このタイプを飲むと、ボルドー赤ワインのエレガンスさを感じ取れます。
軽すぎず、重すぎず。柔らかく広がるのではなく、張り詰めている感じです。そのバランスが良いです。
余韻には、果実味とほのかなコクが残ります。
なめらかな美味しさが楽しめるため、今までボルドーワインを飲みつけていなかった方にも、
美味しく召し上がって頂けるワインです。
【料理】
気取らず、畏まらずにお楽しみいただけるワインです。
いつもの夕食をディナーに変えるパートナーとして、もちろん誰でも楽しめる味わいはホームパーティでもその魅力を見せてくれます。
比較的濃い目の味付けの料理との相性が良いです。
ハム、リエットなどの肉のオードブル、ピザ、グラタンなどのチーズを使った料理、ミートソースパスタ、ベーコンやソーセージ入りのトマトパスタローストビーフ、ステーキなどのシンプルな牛肉料理、ローストチキンならハーブ、スパイスを詰めたもの。
ソテーでも同様にハーブ、スパイスを使ったソースと併せて。トマトを使った洋風鍋もお薦めです。
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