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はじめてのシャンパーニュは、●●だった!

昨日のブログつながりで、シャンパーニュについて思い出してみました。

と、本題に入る前に、シャンパーニュって、好景気なんですかね。およそ、10年前1万円出せば、買えたドン・ぺリニョン が 今では小売価格が2万円!

2001年の世界の名酒事典によれば、¥13000で、7000円のアップです!
それでも、売れるし、飲む人いるし、イッキする人いるし、頭からかぶる人いるし・・・

そんな話ではなかったですね。

シャンパーニュ!特別な響き、昔はシャンパン!っていうのが当然でしたけど。

ワインに携わっているものにとって、飲んでみたくなる手っ取り早く分かり易い 高級なワインとでもいいましょうか。ワインを扱うレストランとしての最初の勤務がイタリアンだったので、なかなか、めぐり合う機会がありませんでしたね。

でも、そんな中、12月を迎えるにあたって、とうとうシャンパーニュが特別メニューでオン・リストされましたっけ。その名は、シャルル・エイドシック でした。今取り扱いあるのかな?

でも、さすがにこれを味見なんて、駆け出しの小僧が出来るわけもなく、味も分からずじまいでした。まぁ、飲んでも、よくわからなかったでしょうから、きっと。

そう、最初のシャンパーニュではないんですね。

そんなある日、優しく?も非常に厳しい上司が、シャンパーニュの試飲会があるからいって来いというのです。

しかも、1人で!

ワインのワの字もわからん小僧1人が、業者向けの試飲会へ・・・。休みを返上して、普段あまり着ないスーツに着替えて、麻布十番へ向かいました。

当時は、大江戸線の地下鉄もなく、確か広尾からえっちらおっちら地図を見ながら捜し歩いた覚えがありますね。実はその試飲会、大きなものではなく、卸の酒屋さんが主催するごく限られた試飲会でした。

酒屋さんの店舗の地下室にある倉庫の一角に、専用のテイスティングルームがあり、そこで行なわれるプロ向けの試飲会。間違いなく場違いの人間でしたね、そのときは。

ハロゲンランプのオレンジ色を基調にした優しい光と、部屋とその中央に置かれた重厚感あるこげ茶色の木目のテーブルと壁。話をしている人がほとんどいない中、時折、聞こえる ワインを口のなかで攪拌させる音。そこで、待ち受けていたのは、6種類のシャンパーニュ。

超有名どころを抜かした、当時の2番手グループとでも呼ばれるものばかりでした。
エイドシックやボランジェ、テタンジェ、ヴーヴ・クリコが並んでいました。

記憶がたしかならば、エイドシックは ピペとモノポールの2社。

残り一つは、G・H マム でした。そう、順番的に はじめてのシャンパーニュは G・H マム コルドン・ルージュだったのです。

「果実味が甘さを感じて飲み易かった」 そんな印象です。もちろん20年近く前ですので、かつワインに興味を持つ前ですので、確かかどうかを問われると辛いです。でも、美味しかったのか、はまったのか、時間ぎりぎりまで、何度も試飲を繰り返していました。

そんな自分が嬉しかったのでしょう。

ディナーのピーク前に間に合うと思い、帰宅する前に、店へ行って、上司に報告だ!と考え銀座行きのバスへ乗り込みました。酔いもあり、気分も高揚した状態で、試飲会と各ワインについて上司に報告すると・・・・。

上司から出た言葉は、「そのワインどこの村のワインだ?」  

「・・・」

「確か、勉強してから行けと言ったよな!」

「・・・」

「なんでお前は〜〜」 説教の始まり。

確かにそう言われていたのですが、当時ワインの本などもってもなく、インターネットもない時代、本屋で軽く立ち読みした程度でした。何も答えられず、あげくに休日なのに 長い説教を食らうハメに・・・。

そう、初めてのシャンパーニュは 悔しい味でした!


平野 賢一郎  日本ソムリエ協会 認定シニア・ソムリエ


追伸、その優しく厳しい上司ですが、先日深夜の某テレビ番組、教えてお願いラン●ングの中で、料理開発担当として、厳しいコメントおよび評価をうけてたじたじの様子に遭遇してしまいました。でも、お元気そうで良かったです。最後は満点できちんとほめられてましたよ、名誉のために付け加えておきます。

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