2019年1月度 頒布会ワイン・レポート 3/3



1月度 頒布会ワイン・レポート 3/3
シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1995年【木箱入り】マグナムボトル
シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1996年【木箱入り】マグナムボトル



MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。

今週は

シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1995年【木箱入り】マグナムボトル
シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1996年【木箱入り】マグナムボトル
のテイスティングレポートをお届けいたします。



シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1995年【木箱入り】マグナムボトル
シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル1996年【木箱入り】マグナムボトル


フランスワインの標準的な、ボトルサイズは750mlであるのに対し、マグナムサイズは2倍の1500mlの量が入っています。

ワインは、ボトルのまま寝かせておいても、どんどん熟成が 進んで、美味しさや香りを変化させていきますが、マグナム ボトルで寝かせておくと、このボトル内の熟成がさらに、 美味しさをアップさせるといわれています。

この秘密は、マグナムボトルのややずんぐりとした(1500ml)形状にあります。

注ぎ口の大きさが、750mlの標準ボトルと あまり変わらないのに、胴体部分がどっしりとして、 注ぎ口部分の空気に、ワインが触れにくくなり、
より安定した熟成作用をもたらします。

ボルドーAOC
メルロー:20% カベルネ・ソーヴィニョン:75% カベルネ・フラン:5%

シャトー・ドゥ・ラ・リーニュ

召し上がる一週間ほど前からボトルを立てておく事をお薦めいたします。



【外観】
グラスの中に、紅葉の微妙な色調の変化を少しずつ詰め込んだような、不思議と温かみを感じさせる色合いです。

長き年月を経て、ワインに透明感をもった輝きが出ています。

【香り】
ボトルを開け、グラスに注ぐと、辺りに漂う複雑で時に甘さを感じさせる、華やかな香り。

香りのボリュームをしっかりと感じます。

様々な香りが現れては、徐々に混ざり合っていき、えもいわれぬ熟成香を発しています。

ナッツのような、香りがそれです。 徐々に甘いキャンディーのような香りも現れてきます。


【味わい】
しっかりと、ふくよかな口当たり。

果実味のコクと渋味成分があわさり、酸味は目立たないが、味の張りを調えています。

渋味成分のタンニンが非常に豊かで、口に留めると、歯茎を引き締める収斂性、痺れるような感覚があります。

この部分が余韻にも、スパイシーさとなって現われてきます。

また、舌にミネラルの苦味、鉄分と石灰系の苦味を感じます。

栓を開けてから1時間ほどで、カシスの果実香も強く出て、味わいには何とも言えない甘みが感じられ、より複雑味が出てきます。


【料理】
お肉の赤身、脂身、塩・胡椒の味付けに非常に良く合います。

それらと混ざると口の中で何とも言えない甘さ・旨さを感じます。

この濃厚なワインは生ハム、カンパーニュ風塩漬け、赤ワイン煮込み、ブール地区の名物「ボルドー風ヤツメウナギ」に完璧に合うでしょう。

チーズならコンテのようなチーズが凄く合います。

特別なワインですからゆっくりと時間をかけて飲む事が一番です。