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コート・ド・フラン

ボルドー・コート・ド・フランは、古い教会のまわりに3つの村が寄せ集まっている小さな生産地域ですが、そのワインは、調和が取れていて気品があり、豊満で偉大です。

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しっかりとしたボディで豊満

コート・ド・フランの赤ワインは、濃密な色です。赤い果実の香りが広がり、時間が経つと、干プラム、皮革、バニラのアロマが現われます。しっかりとしたボディがあり豊満で、バランスが良く、きめ細やかなタンニンが特徴で、若いうちからも楽しめますが、5年から10年の熟成をおくこともできます。

メルロが主体で、カベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニヨンが用いられます。前者は丸みと豊かさを、後者はタンニンと熟成に耐える力をもたらします。




本物の手造り

コート・ド・フランは、ボルドーの栽培地域の中で最も東にあります。ぶどう畑はボルドー市から北東に約50kmのところに広がっています。ジロンド県の中でも最も標高が高く、イール川とドルドーニュ河の間に位置し、風通しが良く、日照に恵まれ、雨は少なく、その気温はメルロのゆっくりとした成熟に最適です。土壌は全体的に粘土質か粘土石灰質で、その下には泥灰、ヒトデ石灰岩、粘土質の層が広がり、根を深くはることができます。この畑のぶどう樹は乾燥に強く、地中深くから複雑な栄養素を吸い上げることができ、これがワインに複雑さを与えます。

生産者一軒あたりの平均面積は6haで、家族経営が多く、本物の手造りでワインが造られています。

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