成熟した赤ワインの旨みと華やかな果実感が同居するまさに「帝王!」
エールフランス航空ラウンジ取扱実績もある確かな品質
また沈殿物を沈める為、お飲みになる1週間前位からボトルを立てておいて下さい。
※こちらは【1959年】【1978年】【1982年】になります。
【内容量】 750ml×3本(木箱入り)
贈り物として重厚感がワンランクアップする木箱セット。
お世話になったあの方へ・・・ご活用ください。
商品紹介
新樽で22ヶ月以上寝かせてあり、樽香の香りが料理の味わいに華やかさをもたらします。
赤ラベルは、樹齢55~65年の充分に成熟したブドウの木を使用して、カベルネ・ソーヴィニョンの品種のブドウを多く原料に使用しております。カベルネソーヴィニョン種のブドウは、長期熟成させる程に、味、香りを深めていくことに特長があり、10年以上熟成して、いよいよ飲み頃を迎えるワインとなります。
また、品質へのこだわりとして、特に優れたブドウの収穫年にしか生産を行わないことで、自信を持ったワイン作りを行っています。
生産者紹介
シャトー・ラ・ジョンカード オーナー : ピエール・サテュルニー
ボディのしっかりとしたコクのある赤ワインでその上品な味わいは、メドックの格付シャトーにも負けていません。 先代からの数十年の長期に渡る強い結びつき、長年の取引実績がある為、非常にコストパフォーマンスの高いワインとなっております。ジョンカードシリーズはMICHIGAMIワインを代表するワインです。是非お試し下さい。 シャトー・ラ・ジョンカードのブドウ園は、ドルドーニュ川がガロンヌ川と合流してジロンド川になる直前の右岸に位置しています。 全ての畑が真南を向き、石灰質と粘土質が入り混じり、非常に上質なワインを生み出す土壌、ドルドーニュ川の熱反射で春の遅霜にあうことが無い等の絶好の条件に恵まれています。 ジョンカードのブドウ畑には、1ヘクタールに5500本のブドウの木しか植えられていません。同地方のブドウ畑の平均的な植栽数は1万本ですから、ずいぶんゆったりしています。おかげで、太陽の光をたっぷり浴びた糖度の高いブドウから、こくがあり果実味の豊かなワインが造られています。 「シャトー・ドゥ・ラ・ジョンカードは20年もの長きに渡り、 よく日曜日に道上伯先生の訪問を受けていました。このシャトー界隈の風景とジョンカードのワインをこよなく愛してくれていたのです。道上伯先生のようにシャトー・ドゥ・ラ・ジョンカードを愛してくださる皆様に心より御礼を申し上げます。 彼が好み選びぬいたワイン。 それは、私たちの情熱と愛情をもって培われた自然なワインです。先生の思い出とともに、お生まれになった日本で広めてくださっている皆様へは、熱い想いがあります。 このワインは皆様に幸せと喜びのみをもたらすでしょう。皆様の食卓で、シャトー・ドゥ・ラ・ジョンカードを添えられて素晴らしい時を過ごしていただけたら光栄です。」
1989年フランスで最も権威のあるブラインド・テイスティングで1位に輝いた実績のあるシャトー・ラ・ジョンカード。 かの有名なペトリュスはその時5位。 知られざる秘蔵シャトーの赤ワインをお求めやすい価格でお楽しみ頂く事ができます。 |
ソムリエからの一言コメント
外観 |
グラスの中心からエッジにかけて、深い真紅、レンガ色、そして黄色味を帯びたオレンジへと見事なグラデーションを見せています。 グラスの中に、紅葉の微妙な色調の変化を少しずつ詰め込んだような、不思議と温かみを感じさせる色合いです。 若いヴィンテージのジョンカード赤ラベルでは、黒や紫の色素が強くグラスの向こう側が見えない程に濃い色調を湛えていますが、 30年以上の長き年月を経て、ワインに透明感をもった輝きが出ています。 引き込まれる程の美しいグラデーションは熟成ワインのみに与えられる勲章です。この外観の美しさ、どことなく出ているはかなさは若いワインには出せるものではありません。 |
香り |
ボトルを開け、グラスに注ぐと、辺りに漂う、複雑で、時に甘さを感じさせる、華やかな香り。香りのボリュームをしっかりと感じます。 グラスを回さずに香りを嗅いで見ると、ハーブとスパイスがあわさった香り。それ以外は、最初にとりづらいですね。スミレやバラのドライフラワーの香りとでも表現しましょうか。 グラスを回して香りを発たせると、赤い実の皮のような、香りがします。 ドライプルーン、干しイチジクのような香りもあります。 とにかく、表現が難しいですね。まさに複雑。 2分もすると、他の香りもでてきます。削り節でしょうか。 このあたりは、いま、すこし、刺激的に感じますが、もう少しすると、出汁や醤油の香りに繋がってくると思いますよ。あとは余り言い表現ではありませんが、タール のような香りもとれます。 様々な香りが現れては、徐々に混ざり合っていき、えもいわれぬ熟成香を発しています。ナッツのような、香りがそれです。 徐々に甘いキャンディーのような香りも現れてきます。 これらの成分が絡みあってまとまり、一つの芳香をつくっています。その芳香の塊に入りこんでみると、初めて、この香りは 花だ 果実だと 解かる。で、一瞬で、まぎれていく。 そう、これが熟成ワインの香りなのです。 |
味わい |
口当たりが、なめらかです。酸味が張りをあたえ、しなやかさを持ちあわせた、まろやかな味わい。厚みのある柔らかさが、心地よさを感じさせます。この感触は、熟成ワインならではです。軽い赤ワインでは、この厚みはでませんし、若いワインでは、このなめらかさはないです。まさに、ビロードなんて表現が当てはまるでしょう。 ただ、面白いのは、果実味に渋味が溶け込んでいる様子、果実味の成分が粒として網目にならんでいるところに、渋味が入り込んでいるような感じです。意識を集中すると、果実のボリュームが、縦にも横にも感じるさまは、グレートヴィンテージ1985年ならではの生命力、躍動感です。 渋味も細かいながら、強さを発揮しています。すこしザラツキがあるほど。なかなか、こんなワインには、出会えません。 味わいの変化をはっきりと感じます。 30分もすると、果実味のなかに、よりなめらかな甘旨さがでてきます。若いワインの濃さの中にある果実味とは違い、染み渡るような広がりのある果実味が印象的です。甘味も、単なる甘さではなく、丸みを帯びた甘味と磨かれた甘味が一体となったような。あくまでイメージですが、上質な砂糖を、煮詰めてカラメル上にしたものを、これまた上質な軟水で味を調えたエキスのような味わいでしょうか。 旨みは、かすかながらも、その存在をみせ、ワインの奥深さを醸し出しています。 グラスの中で起こる現象の正体は単なるワインというよりは、たゆらいながら変化をとげる至極の液体です。 ワインが熟成をしつづけているまさにその瞬間を、感じます。ただの熟成ワイン、単なる良いヴィンテージワインではこの現象を感じることはできないでしょう。 飲み終わると、今まで存在したはずの舌上の幸福がはかなく、幻のように姿を消えた瞬間に、奥から呼び起こされる、かすかに熱さをともう、余韻がさらなる心地よさをかんじさせてくれる。その余韻も、10秒とやや長め。まだ熟成ができることを、私達にアピールしています。 全体的な味わいを例えるなら、プロフェッショナルから芸術家へ変貌していくような感じです。 なめらかさ、果実味が洗練されていながらも、そのパワーを感じるさまは、まさに芸術の域に入ってきています。 口にしたときに、人々の表情を悦びに変えるワインとは、まさにこのワインです。 |
より美味しく 味わうには? |
このワインは、澱(【オリ】色素などの成分が合わさってできた不純物:赤ワイン熟成の証)を落ち着かせるため(配達時の揺れにより撹拌が生じている可能性があるので)、ワインの到着後できれば1週間以降にお召し上がりになることをお薦めします。 また、お飲みになる1週間位前から、ボトルを立てて、澱を底に沈めておくとより素晴らしい熟成の風味をお楽しみいただけます。 そしてお召し上がりの直前に開栓して下さい。開栓後は、デリケートな味わいのため、開栓したその日のうちに味わうことをお薦めします。 ※澱は自然由来の成分なので口に含んでも人体や健康にはまったく問題はございませんが、澱が舌に触れるとざらつきや酸味、エグ味や苦味を感じる事があり、ワインの飲み心地が悪くなり、せっかくのワインの風味を損ねる事になってしまいます。 この澱ですが、長く熟成された上質な赤ワインに多く見られるもので、澱がしっかり出ている事が上手く熟成が進んでいる目安にもなります。 1959年などは50年以上を超える熟成、余韻も短くなってきていることが予想できます。 |
このワインにお薦めしたい料理
若いヴィンテージのように赤身の肉と合わせることはお薦めしません。
59年や78年位のワインを飲むときには、何も食べず、ワインのみをじっくり味わう事をお薦めします。
もしこのワインと一緒に何かを食べたいのでしたら、脂の少ない肉、例えばポークフィレのシャンピニオンソースがけと野菜の付け合わせをお薦めします。
古いヴィンテージワインで味わいが繊細な場合、目的はワインの味わいを引き出し切る方法と、このワインと完璧に合うものを見つけることになります。豚肉はかなりパサパサしているので、ソースを添えるのは重要ですが、クリーミーすぎるものはワインを台無しにしてしまいます。
いつもは何か料理と一緒に飲む事をお薦めしていますが、 是非とも、歴史あるヴィンテージワインの味わいをじっくりと堪能してみるのも良いかと思います。