2025年2月度 頒布会ワイン・レポート 2/2「シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル2020年」「シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル2014年」「シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 1999年 木箱入り 2本セット」
2025年2月度 頒布会ワイン・レポート 2/2
シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル2020年
シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル2014年
シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 1999年 木箱入り 2本セット
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。
シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル2020年
シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル2014年
シャトー・ラ・ジョンカード赤ラベル 1999年 木箱入り 2本セット
のご紹介です。
シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル 2020年

メルロー80% カベルネソーヴィニョン20%

しなやかな口当たり。しっかりとしたフルボディの辛口
ブドウの糖度の高さを活かしたシャトーのワイン造りを表す1本
外観
エッジ(縁)に紫色を強く残す、赤と黒が混ざった色合い。グラスの向こう側が透けて見えないぐらい濃く、凝縮感をもっている。
透明感は少ない。
香り
開栓後すぐにスミレの花、カシスの香り。華やかな果実香が心地良く広がります。
グラスを回していくと、だんだんと黒胡椒のようなスパイシーな香りが立ってきます。
時間を置くと更に、プラムのようなよく熟した甘い香り、
ビターチョコレートのようなほろ苦くも香ばしい香りが出てきます。
味わい
しなやかな口当たり。しっかりとしたフルボディの辛口。コク、酸味、渋み、バランスがしっかりと取れている。
タンニンはやや粗めですが、しなやかにこなれた味わいを楽しんでいただける1本です。
若々しい果実味の後に、喉の奥でしっかりとした力強さを感じます。
後味もとても心地良く拡がり、ぎゅうっと凝縮したアロマが鼻腔へと軽やかに抜けていきます。
白ラベルとブドウの配合は同じですが、黒ラベルの方が重いです。
料理
濃縮した味わいのワインには、それに負けない濃厚な味わいの料理がお薦めです。レバーペーストのパテ、キノコやベーコン入りトマトソースパスタ、
ビーフシチュー、 ペッパーステーキなどの牛肉料理も。
焼き鳥のササミ(塩・わさび)、豚肉料理、チーズ、スパイスを使ったコクのあるソースの料理、
スペアリブなどのグリル、仔羊など脂味が多い肉料理など最適です。

シャトー・ラ・ジョンカード紅白ラベル2014年

メルロー:50% カベルネ・ソーヴィニョン:50%

外観
ルビーからガーネットに変わる中間の色合い。中心の色合いは赤黒く、グラスの向こう側はまったく見えません。
エッジ(縁)の部分には熟成を示すオレンジ色、 茶色が出るか出ないか微妙なところです。
色が変わり始めていますが、はっきりとしたグラデーションはまだ見られません。
粘性はしっかりと厚みのあるレッグス(グラスを傾けた時のワインの垂れ具合)がみられる事から、
アルコールが十分にのったフルボディである事が分かります。
香り
スミレの花、ブルーベリージャム、熟したプラム。開栓直後からふくよかな果実の香りが前面に出ています。
グラスを回していくと、バラの花、ブラックペッパー、コーヒーキャンディー、ココア、バニラや土の香り・・・
熟成によってコンポートやローストシュガーのような甘い香りも出てきています。
時間を置くと、鉛筆のような炭素っぽいニュアンスを含んだ木の香り、インクのような香りも感じられます。
香りの要素は実に多彩で、それらが一つ一つの要素を構成しながら、
全体として大きな香りの塊となって複雑な印象を与えています。
味わい
しなやかな口当たりとしっかりしたボリューム感。酸は大人しく、全体のバランスを引締めながらも果実味の中に熟成の旨みが見えてきています。
タンニンもなめらかに落ち着いており、ギスギスした感じはありません。。
こちらの紅白ラベルは抜栓して30~1時間程たってから飲むと更に美味しく、翌日の方が美味しいことも。
料理
合わせる料理のおすすめは、噛み応えのあるしっかりとした赤身の肉を濃い目の塩・胡椒で焼き上げたステーキ、肉団子など、和風中華の濃い目のタレを使った料理、
少しくせのあるシェーブルタイプ(ヤギ乳)や、
ウォッシュタイプのチーズ、トマトソースにスパイス、ハーブを合わせた料理、焼き鳥(タレ)、豚の角煮。
濃い目の味付けの中に、ほんのりと甘味のある料理との相性は特におすすめです。



メルロー:20% カベルネ・ソーヴィニョン:75% カベルネ・フラン:5%

【スライド式木箱は贈答にも大変人気となっております】
お召し上がりの1~2時間位前に開栓しておくと香りが開き、
コクの風味にまろやかさが増し更に味わい深さをお楽しみいただけます。
濃縮されたコクのあるしっかりした味わいだから抜栓して翌日飲んだ方が美味しいくらいです。
非常にバランスの取れた品のある味わい深い葡萄酒です。
しっかりした料理と合わせて、ゆっくりと時間をかけて味わいの変化をお楽しみください。
成熟した赤ワインの旨みと華やかな果実感が同居するまさに「帝王!」
エールフランス航空ラウンジ取扱実績もある確かな品質
外観
凝縮した濃いルビー色。茶色い光沢もあります。中心からエッジまで黒味が強く、グラスの向こう側は全く見えません。
エッジ(縁)の部分に、ピンク、赤色が見えます。
グラデーションはほとんど出ておらず、強い味わいであることが予想されます。
香り
最初からボリューム感に溢れた力強い香りがとれます。葡萄がより完熟した事を示す、リキュールのような濃い香り。
カシスやブラック・ベリーの果実の香りです。
グラスを廻していくと、スミレの香り、後半ブラックペッパーのスパイスの香りも感じられます。
味わい
しっかりと、ふくよかな口当たり。 果実味のコクと渋味成分があわさり、酸味は目立たないが、味の張りを調えています。
渋味成分のタンニンが非常に豊かで、口に留めると、
歯茎を引き締める収斂性、痺れるような感覚があります。
この部分が余韻にも、スパイシーさとなって現われてきます。
また、舌にミネラルの苦味、鉄分と石灰系の苦味を感じます。
栓を開けてから1時間ほどで、カシスの果実香も強く出て、味わいには何とも言えない甘みが感じられ、
より複雑味が出てきます。
料理
お肉の赤身、脂身、塩・胡椒の味付けに非常に良く合います。それらと混ざると口の中で何とも言えない甘さ・旨さを感じます。
この濃厚なワインは生ハム、カンパーニュ風塩漬け、赤ワイン煮込み、ブール地区の名物「ボルドー風ヤツメウナギ」に完璧に合うでしょう。 チーズならコンテのようなチーズが凄く合います。
特別なワインですからゆっくりと時間をかけて飲む事が一番です。

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