2025年5月度 頒布会ワイン・レポート2/2「シャトー・ラモット2019年 375ml」「ラーム・ドゥ・ローズ 2019年 375ml」「ジョンカード黒ラベル2016年 375ml 」
2025年5月度 頒布会ワイン・レポート 2/2
ヴィュ・シャトー・ラモット2019年 375ml
ラーム・ドゥ・ローズ 2019年 375ml
シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル2016年 375ml
MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、
テイスティングで紹介していきます。
今週は、
ヴィュ・シャトー・ラモット2019年 375ml
ラーム・ドゥ・ローズ 2019年 375ml
シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル2016年 375ml
のご紹介です。
この時期、キャンプやお出かけでアウトドアで楽しむのに最高のハーフボトル3種類。


ソーヴィニョン・ブラン:60% セミヨン:40%

外観
わずかに緑色を帯びた淡い黄色。澄んだ透明感があります。色の濃さがない事から、樽で風味をつけたものでない事、 また長い熟成を経たワインでない事が分かります。
白ワインは、熟成していくと黄色味が濃くなり、最終的に茶褐色へと変化していきます。
このワインは若くて、 ストレートな果実味が特徴である事が色からもわかります。

香り
香りは最初スマートでやや控えめな印象を受けますが、グラスを回していくと、ハーブ、ライム、レモンと爽やかな柑橘系の香りが広がります。若くて力強い香りです。
このハーブのような香り、少し燻したようなスパイシーな香りは、
ソーヴィニヨン・ブランという品種の特徴的な香りでもあります。
味わい
すっきりとした口当たり。ライトミディアムボディの辛口。しっかりとした酸味に果実味、 そしてコクが続き、味わいを構成している。
ミネラル分の苦みもほのかに感じる.
余韻は心地よい苦み、塩味、コクがバランスよく残り、切れ味がよい
料理
6~9度前後にしっかりと冷やして休日のランチなど、安らぎのひと時に陽射しと 共に召し上がるのも爽快さを満喫でき、お薦めです。
焼き白身魚、オリーブオイルやレモンライムと魚介系のオードブル全般、
白身魚のカルパッチョシーフードパスタ、エビ、カニなどの料理、グラタン、
焼き鳥 塩 爽やかな飲み口にコクを感じさせるのこのワインは料理を選びません。
軽やかな味わいの食事との相性は抜群ですし、
コクのある料理に対するアクセントとしても、その魅力をお楽しみいただけます。

ラーム・ドゥ・ローズ2019年 375ml

メルロー:40% カベルネ・ソーヴィニョン;30% カベルネフラン:30%

外観
赤味を帯びた鮮やかなピンク色。非常にクリアーで透明感があり、色彩が強い。黒ぶどうから色合いと渋味、そして 果実味がしっかりと抽出されていると予想できます。

香り
最初は果実香がおとなしく、白ワインに近いフローラルな 香りがでています。柑橘系のニュアンスを含んだ白い花の香り、そこから野菜のような少し青っぽい香り、
熟す前のトマト、青ピーマン、 パプリカ、アスパラガス・・・
濃い緑色をした野菜の香りが中核にあります。
時間が経過 するとさくらんぼ、ユスラウメのようなやや甘酸っぱい香りも出てきました。
味わい
暑い日にはきりっと冷やして。爽快な果実味が心地よく、偉大なボルドーの赤ワインを生み出す
メルローやカベルネ・ソーヴィニョンから造られているとは到底思えない爽やかな辛口ロゼワインです。
酸味が全体を引き締め、洗練された飲みやすさがあります。
渋味は控え目でおとなしく、ロワールのロゼ・ダンジュのような
「ロゼは甘口」というイメージを引っくり返す非常にシャープな口当たりです。
ロゼ独特の粉っぽさというか、まとわりつくような質感がなく、
さらっとした中にしっかりとしたミネラルの存在感があり、絶妙のバランスを整えています。
ラーム・ドゥ・ローズの特徴はなんと言ってもこのミネラル感!
料理
ミネラルの塩味が料理との相性を高め、縁の下の力持ち的な役回りを上手に演じているのです。ボルドーの白では合わせずらい、海老を使った料理や、中華料理全般、
炒め物など油をしっかり使う料理との相性は特にお薦めです。
口の中にとどめると、わずかに感じるピリピリとしたスパイシーな刺激が感じられます、
この刺激があるから肉料理にも合わせられます、塩味を利かせた肉料理にぴったりです。
ハムとチーズ、刻みキャベツたっぷりのトルティーヤやオープンサンド、
フィンガーフード、揚げ物、ブイヤベース、トマトソースの料理、
四川料理などなど、とにかく使い勝手いい万能なロゼワインです。
シャトー・ラ・ジョンカード黒ラベル2016年375ml

メルロー80% カベルネソーヴィニョン20%


375mlのハーフボトルは非常に飲みやすいサイズ。
アウトドアでも大活躍しますし、一人で飲み切るのに丁度良いです。
ボトルもお洒落で格好良いです。
外観
エッジ(縁)に紫色を強く残す、赤と黒が混ざった色合い。グラスの向こう側が透けて見えないぐらい濃く、凝縮感をもっている。
透明感は少ない。
香り
開栓後すぐにスミレの花、カシスの香り。華やかな果実香が心地良く広がります。
グラスを回していくと、だんだんと黒胡椒のようなスパイシーな香りが立ってきます。
時間を置くと更に、プラムのようなよく熟した甘い香り、
ビターチョコレートのようなほろ苦くも香ばしい香りが出てきます。
味わい
しなやかな口当たり。しっかりとしたフルボディの辛口。コク、酸味、渋み、バランスがしっかりと取れている。
タンニンはやや粗めですが、しなやかにこなれた味わいを楽しんでいただける1本です。
若々しい果実味の後に、喉の奥でしっかりとした力強さを感じます。
後味もとても心地良く拡がり、ぎゅうっと凝縮したアロマが鼻腔へと軽やかに抜けていきます。
白ラベルとブドウの配合は同じですが、黒ラベルの方が重いです。
料理
濃縮した味わいのワインには、それに負けない濃厚な味わいの料理がお薦めです。レバーペーストのパテ、キノコやベーコン入りトマトソースパスタ、
ビーフシチュー、 ペッパーステーキなどの牛肉料理も。
焼き鳥のササミ(塩・わさび)、豚肉料理、チーズ、スパイスを使ったコクのあるソースの料理、
スペアリブなどのグリル、仔羊など脂味が多い肉料理など最適です。

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