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ボルドーワインの魅力 赤ワインの王道はやっぱりボルドー!

ボルドーワインの魅力

ワインの歴史、生産量、どれをとってもボルドーは世界を圧倒しています。 フランス史上2度もボルドーに首都が置かれたことをご存知ですか。 フランスにとってそしてヨーロッパの歴史においてボルドーは 大変重要な都市です。

ワイン産地 ボルドーの写真

ヨーロッパで赤ワインというとたいていボルドーワインです。 それは味だけでなく、ボルドーワインは体に良いという定説が影響しています。 日本のイタリア料理店ではイタリアのワインしか置いていないところが 多いですが、イタリア現地のレストランでは必ずと言ってよいほど ボルドーのワインが置いてます。

ボルドーの赤ワインだけが美味しいわけではありません。 が、私はボルドーの赤ワインが一番好きです。 これは好みの問題で飲みなれているせいかもしれません。

フランス・ボルドー・ブルゴーニュ地図ボルドーはフランスの国土を五角形に見立てた場合、左下(南西部)に位置し、大西洋の影響を受けた温暖な気候と、そこを流れる大きな川に沿って発展してきました。

そのため場所によって地質がまったく異なり、地域に応じた複数のぶどう品種から、幅広い味わいのワインが生産されています。そのほとんどは赤ワインで、白ワインは全体の10%程度しか作られていません。

ボルドーワインのブドウ品種

ボルドーワインでは複数のぶどう品種をブレンドしてワインを作る事が多いです。 赤ワインではカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、白ワインではソーヴィニヨン・ブランやセミヨンを中心に、シャトー独自の個性を打ち出しています。

ワイン葡萄

ボルドーのシャトーではその年のぶどうの出来によって、それぞれが自分のブランドイメージを守りつつも、より品質の高いワインの味わいに仕上がるよう毎年比率を調整しているのです。 そのためボルドーでは、多少天候に恵まれない年であっても、作り手達の努力によって素晴らしいワインが産みだされる可能性を秘めていると言えます。

ボルドーワインの香り、味わい

香りや味わいですが、ボルドーの赤ワインで一番多く表現される香りは、カシス。 日本ではジャムやゼリーとして売られているのをスーパーなどで見かけます。 そこを起点にさまざまな香りが生まれていきます。 カシス香は熟成を経たワインにはもちろん、比較的若いワインでも感じる事が出来ます。

メルローを主体としたワインには若いうちから楽しめるものが多いのも、ボルドーワインの大きな特徴の一つです。

若いうちはタンニンのどっしりとした果実味と、ヴォリューム感に溢れたパワフルな味わいが特徴です。これが熟成を経るとタンニンと色素が落ち着き、こなれたタンニンの甘み、旨みが出てきます。この円熟した味わいが、ボルドーワインの最大の魅力なのです。

カベルネ・ソーヴィニヨンには抗酸化作用を含むタンニンが豊富で、一般的に飲み頃は10年前後、よく作りこまれたワインになると、その飲み頃は80年後とも100年後とも言われています。

熟成したボルドーワイン

お肉と最高に合うボルドーワイン

料理との相性は、やはり脂味の乗った牛肉や羊肉のステーキが一番でしょう。 どっしりとしたボルドーワインの味わいが、肉の脂と塩・胡椒の織り成す旨みと見事にマッチし、普段胸焼けして食べられないぐらいの量でも、ぺろりと食べ切れてしまいます。 他にも鶏肉、カモ肉、ジビエ(野禽類)、チーズ全般、卵料理やきのこ・・・。 ボルドーのワインは幅広い料理に合わせる事が出来ると思います。

特に当店のシャトー・ラ・ジョンカード、その中でも特に紅白ラベル赤ラベルはお肉との相性が抜群です。こんなにお肉と合うワインを他に知りません!やはりボルドーワインというと多少渋味を感じます。塩・胡椒・脂身となりますとこの渋いワインに非常に合います。そうするとそれが最高の旨味になります!

ワインに合うステーキ

ボルドーワインは長期熟成を経て澱が生じている場合が多く、ワインを注ぐ際にグラスに澱が入りにくいようボトルの肩が張った「いかり肩」に作られています。丁寧に注げば、この肩の部分に澱が溜まってグラスには澄んだワインを注ぐ事が出来るのです。

ワイン、と聞いて思い浮かぶ国といえばフランス。フランスでは実にレベルの高いさまざまな個性的なワインが生産されています。三大ワイン産地はボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュ。この他にも有名産地を多く抱えます。

フランスワインは世界一

フランスは自他共に認める世界一のワイン王国です。なぜすぐれたワインが生まれるかと言うと、フランスの気候・風土が、ワイン用ぶどうの栽培に恵まれていることや、品質を守る為、AOC法といった格付けを制定するなど、国を挙げてワインの生産に取り組んできたことにもよります。

AOCワインの約4分の1を占める

そんなハイレベルなフランスワイン最高級のAOCワインの約4分の1を占めるのがボルドー。フランス南西部を流れるガロンヌ川、ドルドーニュ川、ジロンド川の両岸に広がるおよそ10万ヘクタールの土地からボルドーワインが生まれます。

ボルドーワインは赤ワインの王道

ボルドーワインの魅力はどっしりとした濃厚な赤ワイン。赤ワインらしい赤と言った表現もされます。濃厚とはいえ、味わいの特徴はとてもやわらかく香りが繊細です。これらの特色はボルドーで使われる主要ブドウ品種のカベルネ・ソーヴィニヨンによってもたらされるものです。

ボルドーワインとブルゴーニュワインの違い

ボトルやグラスの違い

ボルドーワインとブルゴーニュワインのボトルボルドーワインは長期熟成を経て澱が生じている場合が多く、ワインを注ぐ際にグラスに澱が入りにくいようボトルの肩が張った「いかり肩」に作られています。丁寧に注げば、この肩の部分に澱が溜まってグラスには澄んだワインを注ぐ事が出来るのです。

一方でブルゴーニュワインはピノ・ノワールに含まれるタンニンが少なく、ワインを長く熟成させた場合でも澱はあまり生じないので「なで肩」に作られています。ボトルは重心が低く倒れにくいように、太めに出来ています。

家庭用のコンパクトなワインセラーで、よく「最大〇〇本収納!!」とありますが、実はこれはボルドーワインのボトルを基準としたものなので、ブルゴーニュやシャンパーニュのボトルでは、そんなに入らない事があります。

ボルドー基準と言えば、「2000年は最高の当たり年!!」というようなフレーズがよく聞かれますが、フランス国内でも場所によって気候や降水量は違うのです。およそ500km離れ、栽培しているぶどう品種もまったく違うボルドーとブルゴーニュでは、良作年・不作年は異なる場合が多々あります。

同じボルドーであっても、カベルネ・ソーヴィニヨンが主体のジロンド河右岸(メドック・グラーブ)とメルローを主体とするドルドーニュ河(サンテミリオン・ポムロール)では、当たり年が違う事もあります。例えばメドックでオフヴィンテージだと言われる1971年は、シャトー・ラ・ジョンカードのあるコート・ド・ブールでは完熟した素晴らしいワインが作られました。

しかしなぜか世間では、ボルドーのプリムール試飲会(ワイン評論家達によるビン詰め前の樽からの試飲)の評価をもって「この年は素晴らしい!!」と一概に言ってしまうところがあるようです。

ワインを購入する際にはその国の、その地方での気候が重要なのです。

ボルドー型とブルゴーニュ型のワイングラス使われるグラスの形状もレストランなどで使い分けされています。

リーデル社が初めて考案したものですが、ぶどう品種の名前をそのまま付けた大きなワイングラスが世間に広まりました。

一般に縦長の楕円形のものをボルドー型、少し横広の丸形をブルゴーニュ型と呼んで使い分けています。

ボルドー型はタンニンが強いワインでもスムーズに飲めるよう、ワインが舌の奥の方に直接流れ込むようなシルエットに、逆にブルゴーニュ型は華やかな香りを最大限に引き出せるよう、ワインが口の前で一度滞留してから舌の手前に落ちるように計算して作られていると言われています。

確かにワイングラスが大きければワインの美しい外観を観察しやすく香りも感じやすい、なによりも雰囲気が良い!!3割増しぐらいにぐっと盛り上がりますね。

しかし口の中でワインをぐるぐる転がして飲んだ場合、一口目は最初にワインが舌に触れる場所が変わるので受ける印象も違ってきますが、二口目からはグラスの形状で味わいにそれ程大きな違いは生まれないように感じます。

家ではグラスを洗うのも割らないように緊張しますし、少なくとも家で飲む時にはそこまでこだわらなくても良いように思います。

なにより2,000円のワインを飲むのに、3,000円のグラスを使う事にどうも違和感を感じてしまうのです。

マーケットや生産量による違い

数字から見れば、生産量やマーケットはボルドーの方が圧倒的に多く、 生産量ではブルゴーニュ(ボージョレー地区を除く)に対しておよそ10倍、 畑の面積では20倍の開きがあります。

ブルゴーニュは世界のマーケットから見れば、輸出量はわずか0.3%。

道上が「ブルゴーニュの赤ワインなんて、フランスには存在しない!」とよく言っていますが生産量がボルドーの10分の1、しかも作っているワインの7割が白ワインとスパークリングワインだという事を考えると、なるほどと納得してしまう部分もあります。実態は赤ワインだけで言うと30分の1になってしまいます。

その一方でブルゴーニュの辛口白ワインは、洋ナシ、白桃、バター、ナッツ・・・アロマの豊かさや果実味に富んだタイプ、コクのあるタイプ、すっきりとシャープなタイプと幅広い味わいのワインが作られ、中には2,000円代で素晴らしいワインに巡り合う事もあります。

道上の独り言

あまり美味しいワインを飲まないオーストリア人が勝手に決めたワイングラスであり、ボルドーには昔から丸型も細長も全部ありました。外国人が知ったかぶりをして、いろいろ言われるので、僕はついていけません。

ヨーロッパではボルドーワインよりもブルゴーニュの赤ワインの方が好きだと言う人は稀です。

それは、そもそも飲む機会が少ないからです。食生活の貧しいパリジェンヌに供給してきたのがブルゴーニュです。食生活の豊かな地方で飲まれてきたのがボルドーワインです、しかも全世界で!

ボルドーの赤ワインが身体に良いと言うのはヨーロッパの常識です。

シニアソムリエが語る「ボルドーワインの魅力」

「安心感」 これが、自分のワインを飲み始めたときに感じた ボルドーワインに対するイメージです。

その後、様々なワインを飲んでいくのですが、 ある一定のランクを超えれば、ボルドーワインはハズレがないなと イメージが出来上がっていました。なにしろ、ボルドーは 多様な種類のワインを産する、フランスいや世界の一大ワイン産地です。

特に、シャトーが、造り出す赤ワインは エレガントさと力強さのバランスに加え、 複雑な香りと風味をもち、 最初の頑(かたく)なな姿から、熟成の時間を経ると これが飲み物かと思うような芳香と質感の液体に変わる。 この熟成ワインこそ、ボルドーワインの魅力、 人が造ることを超える天からの賜りもののように思える。

これを知ってしまうと・・・。 あぁ、他のワインは適わないなと思ってしまいました。 イタリアン・レストランのサービスをしてた時から、フレンチレストランへ移ったとき、 特に実感しました。

もちろん、フランスの他の産地、又他国でも、 ワインそのものの風味や熟成した時の素晴らしさに出会えます。

赤ワインに限って、他の産地を見てみると。

いつも、ライバル視される、ブルゴーニュ。 こちらも、素晴らしいワインを造ります。 しかし、その生産量が少ないためか、高価。 単一品種であることや特性からも、非常に気難しく、デリケートな面も。

馴染みのある、イタリア。 各州でカベルネやメルロー種を使ったボルドータイプのワインがあります。 でも、どこか、果実の甘味を強く感じてしまう。 ボルドーのような感じではないんです。

ヨーロッパ以外のワイン新興国。 ブドウ品種を意識したワイン造りが盛んな、アメリカやチリ、アルゼンチン。 ボルドーと同じタイプを目指したようなワインが数多くあります。 しかし、ボリューム感がありすぎます。 酸味も少ないため、飲み疲れする時も。

それに対して、ボルドーの引き締まったボディ。 適度なバランスのコク。

ボルドータイプの各国のワイン、有名ワインもありますが、 熟成については、圧倒的にボルドーだと、今までの経験上、勝手に信じています。 そもそも、あまり、新興国の熟成ワインに出会う機会が少ないですね。

女王と王様

威厳(いげん)と優雅さをもつワイン。熟成の芳醇(ほうじゅん)な香りと味わいの「優雅」さと その、優しい味わいのなかにも、ピンと張り詰めた酸味と、余韻を造り出すタンニンの威厳。 ボルドーが「ワインの女王」 という言葉に納得できます。

ちょっと、余談です。実は、代表の道上は、この点、異議を唱えております。

「ボルドーがしっかりとした威厳のある味わい、ブルゴーニュの方が優しい味わいじゃないか。 であれば、ボルドーが王様、ブルゴーニュが女王だ! 特に、ブルゴーニュの品質が安定しない「気まぐれ」なところは、より女性的なんだから・・。」

このあたりについては、ご当地でも、議論がつきないようなので、結論は控えます。

一説には、ブルゴーニュの味わいは、さっぱりとしていて、しつこくない ボルドーの味わいは、単細胞的な男心ではわからない深さとしつこさ(余韻?)が あるということらしいのですが。

どうやら、その謂れには、歴史の話しが関わっているようにも。

ブルゴーニュ公国として、王とのつながりを持っていた、ブルゴーニュワインは 「王様のワイン」がやがて、「ワインの王様」へと変わったのではないか。威厳と優雅さをもつワインその後、一躍発展したボルドーが、宮廷文化に取り込まれるようになって ブルゴーニュの「ワインの王様」に対して、「ワインの女王」がボルドーに付けられたのでは・・・

なんにしても、ボルドーの安定した味わいに、安心を感じてました。 レストランでも、ボルドーワインを頼むことが多かったように思います。

ボルドーワインの未来

ただし、マイナスのイメージも、実はありました。 「安いボルドーワインは、美味しくない」。 1997年以降の赤ワインブームで、大量に日本に入ってきたとき、 試飲会などで、出会ったボルドーワインのいくつかは、 カベルネソーヴィニヨンが主体で、若いヴィンテージのため 渋味や、果実味、コクのバランスがとれていないものが目立ちました。

現在では、その反省からなのか、メルロー主体のボルドーワインが 非常に多くなった気がします。 メルロー種の柔らかなコクのあるボルドーワインは、 市場に出回った時から、美味しく飲め、カベルネ主体のものより早めに熟成して、旨味を楽しませてくれます。

有名シャトーのセカンド・ラベル さらにはサードラベルといった格落ちながら、今飲むのに適した味わいのワインが数多く造られてきてもいます。 (出始めた当初は、安かったのですが、今ではブランドとして、結構高額になってしまってますが)

それだけ、市場を意識した造りが出来るのも、 ボルドーワインの強みなのかも知れません。2011年、ボルドー委員会は、そのボルドーワインの評価を高めるためよりボルドーのワイン造りに対する規制強化を目指すと発表しました。

味わいのタイプの同一化や、価格の高騰なども懸念されてはいます。 しかし、ボルドーは、ワイン界のリーダーであり続けようとしています。

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