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レストランの美味しい料理とワインの関係?!その2

なぜ、日本でBYO(BRING YOUR OWNの略で、ワインをレストランに持ち込むこと)が流行らないのか。

私が知っているBYOのお店は1994年、今から16年前にワイン持ち込み無料を行なっていたイタリアンレストランでした。

ワインも種類が豊富で満足いくもので、ハウスワインが飲み放題という、ワイン好きには、たまらない店でした。

東京の 六本木という 今も昔もレストランの激戦区で 今日もその根本的なスタイルを変えず、営業を続けています。筈です。 しばらく足が遠のいてますが・・・。

 こんな店が実在するということ、15年を超えても営業を続けていられること、を考えれば、不可能ではないはずなんです。

とにかく、ワイン愛好者にとって、そんな素敵な店が絶対的に少ないということが、まず、いえます。

そして、あったとしても、知られてないんです。トップクラスの有名店ではないからです。

BYOを行なっているお店は比較的手ごろな価格帯のレストランであることが多いです。上で紹介したレストランもコースで3000円代でしたでしょうか。

一方、私達がレストランに持ち込みたいと思うワインは、トップクラスや、それに近いもの、貴重なヴィンテージのワインだったりするわけです。

このバランスの悪さが、一因となっているような気がします。

それが贈答でもらったものなのか、自分で記念日用に買ったのかは、別として、ワインを味わうだけでは、もったいないです。

そのワインにあった雰囲気、そして少なくとも美味しい料理は必要不可欠なわけです。

その双方を満たす場所が、少ないのが現状です。

つまりは、BYOとしての、使い勝手が悪いわけです。

高級グルメ本に載るようなレストランが、BYOを行なっていたなら、きっと変わっていたと思います。

もちろん、ある程度の制限的規約を設けることに対しては、我慢しますよ。

高級レストランが先頭を切って、レストランでワインを飲む素晴らしさの入り口を、BYOで始めれば、ワイン愛好者もその制度を存分に利用すると思うのですが。

この情報時代、どうしたって知られるはずです。

そして、多くの人々が利用できるようになれば、あまりに稀なため、何か後ろめたさを感じてしまう雰囲気などなくなっていく気がします。

こんな、夢のような話が実現することを願ってやみません。

そうすれば、私の飲むに飲めなかったワイン達も、報われる時が来るのです!

次回は、レストラン側からみたBYOについてです。

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