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50年モノ国産「半世紀ワイン」…一本5万円

50年モノ国産「半世紀ワイン」…一本5万円

甲府市のあるワイナリーが先月30日、1960年に収穫したブドウで醸造し、一升瓶で半世紀にわたって熟成を重ねたビンテージワイン「半世紀ワイン」を発売した。

60年は甲府市の年間降水量が極めて少なかった年で、さらに前年の伊勢湾台風を受けて行った生産調整がブドウの質向上につながり、上質のブドウが採れた。将来の名酒を期待して一升瓶に詰めて長期の熟成を行ってきた。

販売するのは、長時間の熟成を経て濃い琥珀色になった白ワインと、赤ワイン各100本。いずれも1本5万円で限定販売する。「時間や歴史が感じられるワイン」とのこと。
(2010年10月28日 読売新聞)

最近、当店は熟成ワインを押しています!

もちろん、熟成ワインにふさわしい気温と、それにあった食材がそろう季節 秋ならではですから。

先日も、当店主力商品のシャトー・ラ・ジョンカードの赤ラベル マグナムの1975年と1985年を試飲しました。

それを超える 1960年の国産のワイン!ちょっと、びっくりです。

ごめんなさい、正直、国産ワインは、あまり飲んでいません。

なぜなら、その印象は・・・。

単純に薄いなぁと思っていましたので。

昔、ソムリエ資格試験の時に、なじみのレストランで、先輩ソムリエさんがブラインドで出してくれたワインが、国産の赤ワイン。非常に有名銘柄で、当時でたしか、¥10,000でした。

美味しさは、確かにあるのですが、価格とあっているかというと、疑問でした。

もちろん、その当時よりも、ワインの生産技術が上がっているでしょうし、白ワイン 特に 甲州 種を使ったものは、目をみはるものがあるのも承知しています。

けれど、国産のワインが50年の熟成に耐えられるとは、思いませんでした。 しかも、1960年につくられたワインの赤も白もなんて。

売り出すからには、それなりの味があるんでしょうから。

飲み物の域を超えたような、香り。 国産のワインらしく、飲みやすさを生かした味わいに、熟成の風味が見事に備わっている、そんなイメージが湧きます。

もし、機会があれば飲んでみたいですね。

でも、5万円は・・・。(´・ω・`)

それなら、この間の1975年のワインか、おなじ半世紀前なら、シャトー・ラ・ジョンカード 1959年 を飲みたいですね。

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