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熟成ワインの表現は、難しいです・・・

熟成ワインの表現は、難しいです・・・

赤ワインの美味しさは、熟成にあり!といってはいるのですが。

1975年1985年のワインの美味しさを、文章に表現するのは、難しいですね。

ぬくもりを感じさせる、オレンジ色のエッジのベールに、包まれた、透明感にまばゆさを湛えた紅色。

人間の欲求に訴えかける色合いなのかも知れません。

あの、何とも言いがたい、独特の芳香。辺りに漂う、複雑で、時に甘さを感じさせる、華やかな香り。

厚みをたもちながらもなめらかで、とろりとした口当たり。

果実味なのか、旨みなのか、はたまた、渋味が果実味の成分の網目の中に見事に入り込んださまは、たゆらいながら変化をとげる至極の液体。

飲み終わると、今まで存在したはずの舌上の幸福がはかなく、幻のように姿を消えた瞬間に、 奥から呼び起こされる、かすかに熱さをともう、余韻がさらなる心地よさをかんじさせてくれる。

なーんて、 いろいろ、書き並べても、きっと、熟成ワインを、一度も飲んだことがないひとには、想像がつかないでしょうね。

一度でも、熟成ワインの美味しさを味わったことがある人なら、あぁ、あの感じか、なんて、思い出してくれるかもしれないですけど。

分析を交えてテイスティングだけでは、ホントの美味しさって、伝わらないですかね。

ま、とにかく、何かに例えて、表現していきたいと思います。これも、日々、勉強です!

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