2023年10月度 頒布会ワイン・レポート 2/3「デュック・ダンリ」「ラーム・ドゥ・ローズ2020年クラレタイプ」

2023年10月度 頒布会ワイン・レポート 2/3
「デュック・ダンリ」
「ラーム・ドゥ・ローズ2020年クラレタイプ」


MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。

今週はデュック・ダンリラーム・ドゥ・ローズ2020年クラレタイプのご紹介です。

デュック・ダンリ
フランス国旗 ブルゴーニュ地方
アイレン

デュック・ダンリ

外観

はりのある透明感、エッジに緑色を残した淡い麦わら色。

炭酸の存在感を主張する力強い泡立ち。

複雑味を抑えた爽やかな味わいに仕上がっています。

香り

ライムやスウィーティーのようなすみずみずしくフレッシュな青い柑橘類を想像させます。

それから青りんごや洋ナシ。

色合いや香りからも十分に爽やかさが伝わってきます。

時間が経ってワインの温度が上昇してくると、クラッカーの様な乾いた香りも出てきます。

味わい

さらさらとスムースにグラスから口へ、心地のよい泡立ちとともに、爽やかな酸味、豊かなミネラル感を乗せて一気に喉元まで流れ込んでいくイメージ。

清涼感をともなうほのかな苦味もあります。

酸味は香りからとれるイメージのままに、スウィーティーや青りんごを絞ったようなフレッシュで果実味に富んだ味わい。

この酸味が後味に感じる心地よい甘味へとつながっていきます。

舌に感じる塩味・石灰のようなミネラル感が、ただの爽やかで終わらず、その存在感を示しています。

余韻に感じるほのかな甘みが全体の印象をさらに爽やかなものへと昇華させています。

甘口スパークリング・ワインにありがちな、しつこい甘さではなく、飲み込んだ後にわずかに感じる甘い果実味、清涼感をともなったミントキャンディーのような甘さです。

このデュック・ダンリというスパークリング・ワインは【アイレン】というブドウ品種を100%使用しています。

豊かな果実味と清涼感を感じさせる味わいが、食前酒だけにとどまらず、様々なシーンに活躍してくれます。

料理

ホタテのカルパッチョやアボカドとエビのサラダなどのオードブルから、鯛、平目など白身の魚をはじめとする魚介類全般。

ジェノベーゼ・パスタ、豚肉鶏肉の香草パン粉焼きなど野菜・ハーブとの相性も楽しめます。



ラーム・ドゥ・ローズ2020年クラレタイプ

ボルドーAOC
メルロー:40% カベルネソーヴィニョン:30% カベルネ・フラン:30%

ラーム・ドゥ・ローズ

エールフランス航空ファーストクラスラウンジにも採用実績を持つ実力派ロゼワイン「Larmes de Rose」ローマ人がびっくりしたクラレタイプを再現しました!。

外観

通常のロゼより濃いめの色合い。

香り

花の香りでゴージャス、華やかに香る。時間がたった後、赤ワインのような香りも。

味わい

滑らかな舌触り、深みがあり、余韻が長い。後味も花のような優雅なニュアンスを感じる。

酸味は少なめ。時間がたった後も味わいが変わりなく続く。

料理

塩味を利かせた肉料理にぴったりです。

ハム、ローストビーフ、鶏、豚肉ソテーのシンプルなトマトソース。

豚細切れ肉ケチャップソテーなど、ケチャップを使った料理豚挽き肉の赤ピーマンつめ。ロールキャベツ、鶏の唐揚げ、小魚の塩焼き、フライ、生牡蠣、アスパラやブロッコリなどの緑野菜のボイル。ミートソースにも美味しいです。トマトの渋味とも凄く合います。お寿司にも◎。

ラーム・ドゥ・ローズ