2020年 4月度頒布会ワインレポート 2/3

2020年4月度 頒布会ワイン・レポート 2/3
「ムーラン・ディッサン 2016年」
「シャトー・ピュイ・ランドリー 2001年」


MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。

今週は特選ワインセットより、「ムーラン・ディッサン 2016年」 「シャトー・ピュイ・ランドリー 2001年

のテイスティングレポートをお届けいたします。


ムーラン・ディッサン2016年

美しい色合い。口当たりも良くまろやかな赤ワイン。

ボルドー AOC
メルロー、カベルネソーヴィニョン、カベルネ・フラン

ムーラン・ディッサン

マルゴー格付け3級のシャトー・ディッサンの作るスペリュール。

ディッサンよりメルローの比率が多く、口当たりもソフトでまろやかな味わい。

強いベリー系の香りが印象的。

開けてすぐは甘めの味わいだったが、翌日苦味が強く感じられた。


シャトー・ピュイ・ランドリー2001年

フランス国旗 ボルドーAOC
メルロー:80% 
カベルネ・ソーヴィニョン:10% 
カベルネ・フラン:10%

ピュイ・ランドリー

フランス・ボルドー地方には、ボルドーワインを代表する 「5大コート(Cotes)」と呼ばれる丘陵地帯が5カ所あります。

優れたワインを生み出す葡萄畑の条件はいくつかありますが、小高い丘(コート)の南向きの斜面は、日当たりの良さと、水はけの良さを併せ持つため、葡萄の生育に理想的な環境と言えます。

その5大コートの一つ、コート・ド・カスティヨンは、 サンテミリオンの南東に広がる一帯で、このAOCは赤ワインのみです。

ワインは豊満で、コクとまろやかさがあります。

【外観】
黒味が中心にあるガーネット。ややグラデーションの幅が大きい。

透明感がすこし出始めている。飲み頃を迎えはじめている ことが判る。

エッジの部分は、赤・朱色・茶色がほんのり。

【香り】
八角、丁子などの甘・苦いスパイスの強い香り  

グラスを回すとラズベリーのリキュール、スミレのドライフラワー。

徐々に、それらがあわさって香りのブーケが広がってきます。

熟成としての香りの始まりです。

【味わい】
なめらかな口当たり。これぞ熟成感。酸味が穏やかです。

果実味、コク、渋味がバランスよい。

質感のなめらかさのなかで果実味の甘さ旨さを 感じます。

また、ミネラルの鉄分・石灰もあります。それが、余韻の苦味につながっています。

【お薦めの料理】
多少、酸味や渋みが強めに感じられるという方は、 肉料理と合わせるのがオススメです。