2013年5月度頒布会 1/3 「シャトー・ピュイ・ランドリー 2001年」

5月度 頒布会ワイン・レポート 1/3
ピュイ・ランドリー 2001年

MICHIGAMIワイン頒布会に加入して頂いているお客様へお届けするワインを、テイスティングで紹介していきます。
今週は世界的に高い評価を得ているボルドーの「五大コート」 コート・ド・カスティヨンの赤ワイン、ピュイ・ランドリー 2001年をご紹介いたします。


ピュイ・ランドリ

Chateau Puy Landry 2001
ピュイ・ランドリー2001年


外観
黒味が中心にあるガーネット。ややグラデーションの幅が大きい。 透明感がすこし出始めている。飲み頃を迎えはじめている ことが判る。 エッジの部分は、赤・朱色・茶色がほんのり。


香り
八角、丁子などの甘・苦いスパイスの強い香り  グラスを回すとラズベリーのリキュール、スミレのドライフラワー。 徐々に、それらがあわさって香りのブーケが広がってきます。 熟成としての香りの始まりです。 ここでも、飲み頃を迎えていることを示しています。


味わい
なめらかな口当たり。これぞ熟成感。酸味が穏やかです。  果実味、コク、渋味がバランスよい。 質感のなめらかさのなかで果実味の甘さ旨さを 感じます。

また、ミネラルの鉄分・石灰もあります。それが、余韻の苦味につながっています。 これだけキレイな優等生的な熟成であれば、魚料理にもあわせ易いです。

白身魚や豚肉のソテーにトマトやドライトマトなどを使ったソースなどピッタリです。 圧縮コルクからいえることは、それほど長期熟成に向けて造られたワインではないということ。

でも、2001年から12年。飲みやすくなり、その真価を発揮できる時に めぐり合えたのは、良かったなぁと、飲みながら思います。 なめらかボルドーに乾杯です。



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